CR(Computd Radiogrhaphy)について
CRとは昔の写真現像で暗室で現像したのと違い、レントゲンで撮ったフィルムをそのままコンピューター上で処理します。
指・趾先の骨折が通常レントゲン像では小拡大で判読不能な事があり、拡大、撮影条件(コントラスト・明暗)によってはきっりさせる事ができます。
足のアーチ付け根で骨折が不明瞭な場合や、指先の微細な剥離骨折の判定に大きな役割を致します。痛みがひどく期間が長引き、突き指捻挫にしてはおかしいと思った時に拡大レントゲン線像にて疲労骨折を疑っても良いと思われます。
撮影症例を供覧します。
1、バレーボール三年目の高1の選手。左足首捻挫から一ヵ月後に腓骨骨折判明した。 |
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腓骨遠位端部(ふくらはぎ外側足首に近い方)に圧痛があり、レントゲン船線像にて骨膜の肥厚が見られる。
(疲労骨折) |
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より拡大像にて肥厚した部分(仮骨(Callus))が鮮明に写し出されます。 |
2、中3の陸上競技始めて三年目の中距離の選手(800メートル、1500メートル) |
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来院までの一ヶ月前から、右足アーチ真ん中背部に痛みあり当初レントゲン像で所見なく、痛み取れない為二週間後にレントゲン潜像にて疲労骨折が判明した。 |
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示趾(第2足指)の中足骨)外側の骨膜肥厚あり!。 |
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